『さみしい夜にはペンを持て』は、気持ちを言葉にするのが苦手な子どもや、自分の本当の気持ちが分からなくなっている大人におすすめしたい一冊です。
海の中の中学校に通うタコジローに、「気持ちを表現できない自分」を投影させて読み進めることができ、とても読みやすい文章でした。
| タイトル | さみしい夜にはペンを持て |
| 著者 | 古賀史健 |
| 出版社 | ポプラ社 |
読み始めた理由
この本を読み始めた理由は、「なんとなく」でした。Audibleで聞く本を探しているときにおすすめされて、表紙の雰囲気に惹かれて読み始めました。
Audibleで偶然出会った本でしたが、読み進めるうちに「これは子供にも読んでほしい」と思うようになりました。私もこどもの頃から自分の気持ちをうまく言葉にできず、苦しむことがありました。そんなときに、この本の考え方がヒントになるのではないかと感じました。
概要
タコジローはなんとなく周りに合わせて生活している、少しイジメられ気味の中学生。
ある日、学校に行くのが辛くなり立ち寄った公園でヤドカリのおじさんと会う。おじさんはタコジローのこころの苦しみに気づき、自分のこころと向き合う為の方法について伝えていきます。
私のコメント
ヤドカリのおじさんの一言一言が私に「なるほど」と思わせました。それを少しずつでも実践し始めたタコジローが、少しづつ変化していく様子が、学校生活の変化とともに表現されています。伝えたい内容、タコジローの成長、そしてこの先どうなってしまうのかという展開への期待がたくさん詰まった本でした。
最初はAudibleで聞き始めましたが、紙の本を手にとって、表紙の絵や、すべてのページに散りばめられている挿絵がとても素敵だと思いました。長女も絵を担当されている「ならの」さんが好きでスマホの待ち受けにしていました。是非、手に取って、ページをめくってみてほしいです。
こんな人におすすめ
- 人に気持ちを伝えられない中学生、高校生
- 「なんとなくモヤモヤするけれど、理由がわからない」と感じる人
- 日記や文章を書くのが苦手な人
- 自分自身をもっと理解したい人
- 子どもとの会話のきっかけになる本を探している親
ネタバレ感想
あまり文章を書くという習慣を持っていなかった私。学校の日記の宿題も、いかにマスを埋めるかということに苦心していた記憶があります。
だけど、この本の中でヤドカリのおじさんが教えてくれたことが自分を振り返る為には大事な事なのだと思いました。自分の頭の中には言葉になっていない感情がたくさんあり、その時その時で自分の中でぐるぐると渦巻いていて、そして忘れていく。その感情を整理する方法として、この本で描かれている「書く」という行為は、とても大切なものだと感じました。
感情を言葉にする事で、自分の気持ちを整理することが出来る。これは、読んだ瞬間に「うちの子にも伝えたい」と強く思いました。他にも全編に渡り強いメッセージが込められている本でした。

このノート、買って。
でも、絶対中身は見せない。

・・・本の影響か・・・


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