【読んで考える】『13歳からの国際情勢』レビュー|今起きていることの背景がわかる一冊

学びの本

記事内に広告が含まれています。

今、世界で何が起きているのか。
ニュースを見れば、国際紛争や各国の政治情勢について知ることはできます。

でも、

「なぜ、この問題は起きているの?」 「どうして国同士は対立しているの?」 「このニュースの背景には、何があるの?」

と聞かれると、うまく説明できないこともあります。

『13歳からの国際情勢』は、そんな**「今起きていることは知っているけれど、その背景まではよくわからない」人に、国際情勢を考えるための視点を与えてくれる一冊です。

タイトル13歳からの国際情勢 ~高校チュータイ外交官が世界のニュースを「そもそも」解説
著者島根 玲子
出版社2025/5/2
発売日2025/5/2
おすすめ度★★★★★
読みやすさ★★★★★
おすすめ対象中学生・高校生・ニュースが苦手な大人

本の概要

現役外交官である著者が、これまでの実体験や調査をもとに、現在世界で起きているさまざまな出来事と、その背景について解説しています。

ニュースで報じられる出来事を、その場限りの情報として見るのではなく、

「なぜこの問題が起きているのか」 「これまでにどのような歴史があったのか」 「これからどうなっていく可能性があるのか」

という視点から考えるきっかけを与えてくれます。

『13歳からの国際情勢』を読んで得られること

日本の国防について考えるきっかけになる

日本を取り巻く国際環境について知ることで、日本の安全保障や国防についても考えるきっかけになります。

普段はあまり意識しない「日本は世界の中でどのような立場にあるのか」ということを考えるきっかけにもなりました。

アメリカの政治について理解が深まる

アメリカの政党が、それぞれどのような考え方や特徴を持っているのかについても触れられています。

アメリカの政治は日本のニュースでも頻繁に取り上げられるため、背景を知っておくことで、ニュースを読むときの理解にもつながります。

日本を取り巻く国々について知ることができる

日本と関係の深い国々を含め、世界各地で起きている問題について知ることができます。

ニュースで国名を見たときに、「この国では、以前こんな出来事があった」と思い出せるようになると、ニュースの内容も理解しやすくなります。

紛争や政治問題の背景を知ることができる

現在起きている紛争や政治的な問題について、その背景を知ることで、国際情勢そのものに興味を持つきっかけになります。

ニュースを「起きた出来事」として見るだけではなく、「なぜ起きたのか」という視点から考えられるようになることが、この本を読む大きなメリットだと感じました。

対象年齢

小学高学年から大人まで

タイトルには「13歳から」とありますが、内容は比較的読みやすく、小学校高学年からでも挑戦しやすい一冊だと思います。

一方で、内容が平易すぎるわけではありません。

大人が読んでも読み応えのある情報量があり、国際情勢について詳しく知らない人にも理解しやすいように解説されています。

私自身、歴史についての知識がそれほど多くありませんが、地域ごとに背景が丁寧に説明されているため、読み進めやすく感じました。

親子で一緒に読むのもおすすめです。

一緒に読んでおくと、ニュースを見たときに、

「このニュースって、本に書いてあったことと関係あるのかな?」

と、さらに深く考えるきっかけにもなると思います。

メリット・読むときに注意したいこと

メリット

  • 世界で起きている出来事を、歴史的な背景とともに考えられる
  • 国際情勢を体系的に学ぶきっかけになる
  • ニュースを「なぜ起きたのか」という視点から考えられるようになる
  • 日本を取り巻く国際環境について知ることができる
  • 国際問題や世界情勢に興味を持つきっかけになる

読むときに注意したいこと

この本は、単純に世界で起きている出来事を客観的に並べた本ではありません。

外交官としての著者の経験や考え方も含まれているため、内容によっては著者の視点や主張を感じる部分があります。

そのため、書かれていることをすべて一つの答えとして受け取るのではなく、

「こういう見方もあるんだ」

と考えながら読むのがおすすめです。

国際情勢は立場によって見え方が変わる問題も多いため、この本をきっかけに、さらに別の視点から考えてみるのもよいと思います。

家族で読んだ感想

この本を読んで感じたのは、ニュースを理解するためには、目の前で起きている出来事だけでなく、その背景を知ることが大切だということです。

国際ニュースを見ても、「なぜこの国とこの国は対立しているのだろう」と疑問に思うことがあります。

そんなとき、歴史や政治、外交などの背景を少しでも知っていると、ニュースの見え方が変わります。

子どもにとってはもちろん、大人にとっても、国際情勢を学び直すきっかけになる一冊だと思いました。

よくある疑問

Q. 社会のテスト対策になりますか?

直接的にテストの点数につながる本ではありません。

ただ、ニュースや国際問題の背景を知ることで、社会科で学ぶ歴史や公民の理解を深める助けにはなると思います。

「暗記するための本」というより、社会で学ぶ知識をつなげて考えるための本として読むのがおすすめです。

Q. 中学生でも理解できますか?

はい。

「13歳から」というタイトルの通り、国際情勢について詳しく知らない中学生でも読みやすいように解説されています。

ただし、扱っているテーマそのものは難しいため、すべてを一度で理解しようとせず、気になったテーマから興味を広げていく読み方でもよいと思います。

Q. 『13歳からの日本外交』との違いは?

『13歳からの日本外交』は、日本の外交や安全保障を中心に、日本と世界との関わりについて考える本です。

一方、『13歳からの国際情勢』は、世界各地で現在起きている紛争や政治問題などを、その背景とともに理解することに重点を置いた本という印象です。

「日本外交について知りたい」のか、「世界で今何が起きているのかを知りたい」のかで選ぶとよいと思います。

類似本との比較

『13歳からの国際情勢』

  • 現在起きている紛争や政治問題の背景が中心
  • 世界の主要な地域ごとに国際情勢を学べる
  • 世界で起きているニュースの背景を知りたい人におすすめ

『13歳からの日本外交』

  • 日本の外交・安全保障が中心
  • 日本と国際社会との関わりについて学べる
  • 日本の立場から国際問題を考えたい人におすすめ

【読んで考える】『13歳からの日本外交』レビュー|ニュースの見方が変わる一冊」で紹介しています。

『13歳からの地政学』

  • 地理的な視点から国同士の関係を学べる
  • ストーリー形式で読みやすい
  • 地理と国際情勢の関係を楽しく学びたい人におすすめ

『13歳からの国際情勢』をおすすめしたい人

この本は、こんな人におすすめです。

  • 国際ニュースを見ても、背景がよくわからない人
  • 世界で起きている紛争や政治問題について知りたい人
  • 「なぜこの問題が起きているのか」を知りたい人
  • 国際情勢について基礎から学びたい中高生
  • 子どもと一緒に世界のニュースについて考えたい人
  • 国際情勢を学び直したい大人
  • ニュースをきっかけに、世界のことをもっと知りたい人

まとめ

『13歳からの国際情勢』は、世界で今起きている出来事を、その背景まで含めて理解したい人におすすめの一冊です。

ニュースを見るだけではわからない「なぜ?」を知ることで、世界で起きている出来事を、より深く考えるきっかけになります。

国際情勢について詳しく知らない人の入門書として、また、子どもと一緒にニュースについて考えるための一冊として、手に取ってみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました