『ガクサン』16巻レビュー|大学に行く意味・言語化能力・勉強法・幼児ワーク

gakusan16 学びの本

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「大学に行って、その後はどうすればいいの?」

「思ったことを書いてと言われても、うまく言葉にできない」

「自分に合った勉強法を見つけたい」

「幼児期から勉強をさせる意味ってあるの?」

そんな疑問や悩みを持つ人におすすめなのが、『ガクサン』16巻です。

大学に行く意味から、自分の気持ちを言葉にする力、自分に合った勉強法の見つけ方、幼児向けワークまで、幅広いテーマが描かれています。

『ガクサン』16巻はどんな内容?

「学習参考書オタクの福山」と「サブカル好きのうるし」が、参考書出版社のお客様相談室の担当として相談に答えていきます。

本作はシリーズ最終巻として、学ぶ意味や勉強法の考え方、学びの入り口について描かれています。

16巻で学べること

  • 「やりたいこと」がなくても勉強を続ける意味
  • 勉強した先で、別の道に変えてもいい
  • 自分の気持ちを言葉にする大切さ
  • 自分に合った勉強法の見つけ方
  • 幼児期の学びを「勉強って楽しい」の入口にする
\マンガで「勉強する意味」や「自分の気持ちを言葉にする大切さ」を見てみる/

16巻を読んでわかったこと

大学に行く意味について

高校生の段階で、将来やりたいことが明確に決まっている人ばかりではありません。

『ガクサン』16巻では、やりたいことがまだ決まっていないのであれば、できるだけ進路の選択肢を広げておくという考え方が描かれています。

子どもの高校選びや選択科目を決めるときも、将来の目標が決まっていれば迷うことは少ないでしょう。けれど、現実にはそう簡単には決まりません。

我が家でも、将来の選択肢をできるだけ狭めないことを意識しながら、子どもと話し合ったり、親の意見を伝えたりして進路を考えてきました。

作中では、勉強を続けた先でやりたいことが見つかったら、そこから進む方向を変えてもいいという考えも描かれています。

大学で学んだり、教授や学友と出会ったりすることで視野が広がり、その先で納得できる選択につながることもある。

「今、やりたいことが決まっていないからこそ、将来の選択肢を残しておく」という考え方もあるのだと感じました。

言葉にする力(言語化能力)について

作中では言語化能力に二つの側面があるように感じました。「自分の感じていることを言葉にすること」と、「言葉にした思いを文章にすること」です。

その中でも「自分の感じていることを言葉にすること」は、私も大切だと思っていて、子どもにも伝えています。

例えば、気持ちが落ち着かず、人にきつく当たってしまいそうな時に、「自分はどうしてイライラしているのか」を振り返り理由を言葉にします。すると、「相手の行動は悪くない」と理解し、心を落ち着けることができます。

自分の気持ちを言葉にすることで、相手に当たってしまったり、後から自分を責めたりすることを防げる。これは作中の”言語化能力は自分を大切にする力”(引用元:『ガクサン』16巻)と同じことだと思います。

この「感じたことを言葉にする」という経験は、子どもが読書感想文を考えるときのヒントにもなっています。

勉強法について

『ガクサン』16巻の中では、さまざまな勉強法を試している女の子が登場します。いろいろと試すのが悪いのではなく、「なぜこの勉強法をやらなくなってしまったのか?」「この勉強法の、この部分は自分に向いているかも」などと考えて自分に合った勉強法を見つけることが大切だという考えが紹介されています。

私自身、英単語の勉強では、机に向かって取り組むより「電車に乗ったら英単語を勉強する」という方法のほうが向いていたことを思い出しました。

いろいろな勉強法を試したくなるし、実際に試してもいい、大切なのは、その中から自分に合った方法を見つけることだと思います。

幼児向けのワークについて

作中では、小学校入学から高校卒業まで勉強をすることになるので、机に向かうことへの抵抗感を減らすために幼児教育は大切という考えが描かれています。

私自身は、「自分が子どもの頃にワークが好きだったこと」や「子どもとの会話のきっかけになること」から、幼児向けワークを取り入れていました。けれど、鉛筆を持って机に向かうことは小学校へ向けての練習になるという観点もあることに気づかされました。

学びへの抵抗感をなくすというのは、『ガクサン』3巻にも紹介されています。楽しく学ぶ勉強は楽しい、その気持ちを大切にしたいと思います。

こんな人におすすめ

  • 大学を選ぶことに不安を感じている人
  • 自分の気持ちをうまく言葉にできない人
  • 読書感想文など、文章を書くことに苦手意識がある人
  • 勉強法をいろいろと試してもうまくいかない人
  • 幼児期からの学びについて考えている保護者

我が家で読んだ感想

母

わが家では、幼児向けワークをした後に、漢字の勉強を始めたね

母

長女は、次女が遊んでいるのを見ながら勉強するのは大変そうだったかな

長女
長女

次女は、机に向かってても、迷路とか点つなぎだったから羨ましかった気がする

長女
長女

でも、漢字は周りよりできていたし、自信を持てる科目になったね

母

大変だったけど、やって良かった

わが家も幼児向けワークを取り入れていました。それでも勉強に対応するには時間がかかりました。

次女はそんな長女を見ていたためか、スムーズに勉強を始めることができていました。

幼児向けワークは家庭でできる勉強の準備だなと感じます。

よくある疑問

Q.やりたいことが決まっていなくても、大学を選べますか?

やりたいことがまだ明確でない場合は、将来の選択肢を広げるという視点から大学を選ぶ考え方があります。

『ガクサン』16巻で描かれている考え方の一つとして、自身の大学選びを考える際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

Q.読書感想文の書き方は載っていますか?

読書感想文を書く前の「気持ちを言葉にする」「型を学ぶ」ための参考書が紹介されています。

「おもしろかった」という気持ちを、「どうしてそう思ったのか」「人に伝えたいところは何か?」などの視点から言葉にするという方法が紹介されています。

Q.幼児ワークはやらせた方がいいですか?

作中では、机に向かうことの抵抗感を減らすのに有効という考えが描かれています。

幼児ワークを必ずやらせる必要があるということではありません。お子さんが楽しめるワークや絵本、パズルなどを通して、「学ぶことは楽しい」と感じられる経験を作ることが大切だと思います。

まとめ

『ガクサン』16巻は、大学に行く意味や将来の選択肢、自分に合った勉強法、言語化能力、幼児期の学びについて考えられる一冊です。

特に印象に残ったのは、「今やりたいことが決まっていないからダメ」ということではなく、学びながら自分の進む方向を考えていけばいいという考え方。

そして、勉強法も最初から自分に合うものが見つかるとは限りません。色々試しながら、自分に合う方法を探していけばいいのだと感じました。

「勉強って何のためにするんだろう?」と考えている中高生や、子どものこれからの学びについて考えている保護者に、ぜひ読んでほしい巻です。

『ガクサン』は16巻で完結しますが、参考書の選び方だけではなく、「学ぶとはどういうことなのか」を考えるきっかけをくれる作品でした。

本作内で紹介されている参考書一覧

『ガクサン』16巻では、作中で実際の参考書も紹介されています。ここでは、16巻に登場した参考書をまとめました。

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