【親子で読んだ】かがみの孤城|大きな感動が押し寄せる本

物語

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読み終えた瞬間、それまで散りばめられていたすべてつながり、大きな感動が押し寄せます。子どもにも大人にも読んでほしい一冊です。

タイトルかがみの孤城
作者辻村深月
出版社ポプラ社

↓リンクは上巻のみです。本作は上下巻です。

読み始めた理由

娘二人が「児童書なら辻村深月さん。」と言いながら勧めてくれました。
映画化もされ、娘たちが作品について楽しそうに話している姿を見て、以前から気になっていました。

表紙は上下巻並べると一枚の絵になります。
どちらも鏡を描いているようで鏡ではなく。絵画のような美しさもあります。物語への期待も高まりました。

概要

学校に行けなくなった主人公のこころ。ある日、光りだした鏡に触れて孤城に行くことに。
孤城で「おおかみ様」と6人の少年少女に出会い、不思議な共同生活が始まります。

こんな人におすすめ

  • 読み終えた瞬間に大きな感動を味わいたい人
  • 伏線や物語の構造を推理しながら読みたい人
  • 子どもの気持ちや学校での悩みに寄り添う物語を読みたい人
  • 親子で同じ本を読んで感想を語り合いたい人

ネタバレ無し感想

上下巻に分かれており、それなりのボリュームがありましたが、あっという間に読んでしまいました。「おおかみ様」のほかに6人の少年少女登場し、主人公の目線から各々の様子が描写されます。

しかし、冗長に感じる事もなく、ある時は安心しながら、ある時はハラハラしながら読み進めました。

途中から、先の展開を想像しながら読むものの、なかなか明確な答えが出ません。
終盤には散りばめられていた伏線が次々と回収され、驚きと感動に包まれながら読み終えました。

ここから先は本の内容に触れながら、私自身が考えたことを書いていきます。

↓リンクは上巻のみです。本作は上下巻です。

ネタバレ感想

ここから先は作品内容に触れています。未読の方はご注意ください。

上巻の中程で、こころの過去の出来事の描写があります。あまりに気の毒な状況に心が締め付けられました。現実に無いとは言えない、うちの子がこんな目にあったらどうしようと、読むのが辛かったです。
そして、そんな状況にあるこころの心境も細かく描写されていて、深く物語に入り込むことができました。

勇気を出して伝えても信じてもらえないこと。相手のほうが立ち回りが上手で、周りの大人がそちらを信じてしまうこと。そんな事の方が世の中多いのではないかと思います。
子どもの世界でも、複雑な人間関係があるのだと気付かされる本でした。

私が読むずっと前に、子どもたちが「かがみの孤城」について話していたことがあり、うろ覚えの記憶が残った状態で読むことになってしまいました。だからこそ、「何も知らずに初めて読んでみたかった」という気持ちも残りました。

途中から、「これはこういうことかな?」とか「それにしてはここが合わないな。」とか、推測しながら読むのがとても楽しかったです。

結末では、予想があたっていたところもありましたが、それ以上に沢山の伏線回収が行われ、大きく心が揺さぶられました。

昔、読み聞かせの講座を受けた時、講師が「小学校高学年までは、児童文学が一番。最後にホッと出来る話を多く知ることで、安心して生活につなげることが出来るんですよ。」と話していた事を思い出しました。

『かがみの孤城』は、子どもには勇気を、大人には子供の心を思い出させてくれる作品です。親子で読んで、それぞれの感じたことを語り合いたくなる一冊だと感じました。

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