日本文学って難しそう。
気にはなるけどとっつきにくそう。
そう思う人にお勧めの、日本文学入門マンガ。
| タイトル | 日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典 |
| 著者 | 蛇蔵 海野凪子 |
| 出版社 | 幻冬舎 |
読み始めた理由
読書といえば面白い小説を楽しむもの、古典は勉強で読むもの。学生の頃の私は、そんなふうに考えていました。
けれど社会人になると、テレビで歴史上の人物が紹介されていたり、文学に詳しい人と話したりするたび、自分の知識不足を恥ずかしく感じることがありました。
子どもにはそんな思いをしてほしくない。そして私自身も教養として学びたい。そう思い、この本を手に取りました。
概要
平安時代を中心に広がった文学について、作者や作品が生まれた背景に焦点を当てて解説したマンガです。現代に伝わっている逸話を元に、作者の人となりを知り、その作者の作品に対し理解を深めることができます。
| 紹介されている人物 | 作品名 |
| 清少納言 | 枕草子 |
| 紫式部 | 紫式部日記 |
| 藤原道長 | 御堂関白記 |
| 安倍晴明 | 大鏡 |
| 源頼光 | 今昔物語集 |
| 菅原孝標女 | 更級日記 |
| 鴨長明 | 方丈記 |
| 兼好 | 徒然草 |
| ヤマトタケル | 古事記 |
こんな人におすすめ
- 古典が苦手な人
- 興味はあるけれど、取っ掛かりが無かった人
- 教養として、古典文学の知識を得たい人
- 学生の子どもを持つ親御さん
ネタバレ無し感想
日本文学の楽しみ方には、大きく二つあると思います。一つは作品そのものを味わうこと。もう一つは、作品が生まれた背景や、なぜ評価され続けているのかを知ることです。
この本は、作者が生きた時代背景や人物像、作品が生まれた理由などを、コミカルなマンガでわかりやすく紹介してくれます。
歴史上の人物が、個性を持った人として描かれていて、身近に感じることができます。
登場人物を身近に感じられるようになるため、古典への苦手意識が薄れ、「読んでみたい」という気持ちが自然と湧いてきます。
~家庭での会話~

『枕草子』は図書室の本を読み終わった。
私は随筆が好きだな。

『枕草子』は面白そうだね。
私も読んでみたい。

次に読んでみたいのは『更級日記』だな。
高校の授業でも習うらしくて、今から楽しみ。
子どもが古典の授業に抵抗感を持たないようになって、よかったなと思える出来事でした。
ネタバレ感想
この本だけで有名な文学の内容を把握することはできません。それでも、作者の名前や人柄、他の人物との関係を知ることで、歴史や古典の知識が少しずつつながっていきます。
菅原孝標女は、本書を読むまで知りませんでしたが、熱烈なオタク女子としての一面を持っていて、推し活をしていた。等のエピソードを聞くと、身近に感じてしまいます。
プレミアムカラー国語便覧(←Amazon商品ページ)で登場人物について調べると、付随するエピソードや本書では補足で述べられている事柄も補強でき、相性が良いなと思います。
子どもと一緒に学び続けられるよう、これからも知識を深めていきたいと思いました。


コメント