「スマホで調べれば地理を覚える必要がないのでは?」
「内申点を上げるにはどうすればいいの?」
「社会科の選択、何を選べばいい?」
そんな悩みを持つ中高生におすすめしたいのが、『ガクサン』15巻です。
『ガクサン』15巻では、地理を学ぶ意味や内申点の評価、社会科の選択科目を選ぶときの考え方などが描かれています。
勉強そのものだけでなく、「なぜ学ぶのか」「どう選ぶのか」を考えるきっかけを与えてくれる巻です。
『ガクサン』15巻はどんな内容?
「学習参考書オタクの福山」と「サブカル好きのうるし」が、参考書出版社のお客様相談室の担当として相談に答えていきます。
15巻では、地理を学ぶ意味や覚え方、内申点の評価、社会科の選択科目を選ぶときのポイントなどが取り上げられています。
15巻で学べる勉強法・学習のポイント
- 地理を学ぶことは、歴史や公民の土台になる
- 地理を覚えるときは、体を動かすことも有効
- 内申点は評価基準を知ることから
- 普段の学校生活で、自分の学習への取り組みを振り返る
- 社会科選択科目は、入試科目を確認した上で選ぶ
- 興味や得手・不得手など、自分に合った科目を選ぶ
15巻を読んでわかったこと
地理を学ぶこと
地理の授業で思い出すのは、資料集の「○○県は人口△△人」といった情報です。当時は「どうしてこんな、変動のある数字を覚えなくてはいけないの?」という疑問でした。私は一度「意味なさそう」と思ってしまうと頭に入ってこない傾向があるため、苦労しました。
でも、細かい数字を知っていることが重要ではなく、レベル感を知ることが大切なんですね。
作中では、地理を学ぶことで「歴史で地名が出たときに想像しやすいこと」「ニュースの気象情報から経済的な影響を想像できること」などが紹介されています。
私も地政学の本を読んでいる際に、細かい位置関係がわからずに調べながら読むことがあります。
また社会に出ると、出身地や地域の話題が会話に出てくることもあります。そんなとき、都道府県や地域の位置関係を知っているだけでも、話を理解しやすくなります。
その場でスマホを使って調べることもできますが、基本的な地理の知識があることで、ニュースや会話の内容をより理解しやすくなるのだと感じました。
内申点について
親としては毎学期末、気になってしまう項目です。
学校からも「こんな基準で評価してますよ~」というプリントを配布されることもありますが、やはり判断が不明な気がしてしまいます。
作中では、評価の観点として、次の3つが挙げられています。
①知識・技能
②思考・判断・表現
③主体的に学習に取り組む態度
参考:「文部科学省:各教科等・各学年等の評価の観点等及びその趣旨」
これは、実際に子どもの通知表に書かれている評価の観点と同じです。
私が子どもの通知表を見た限りでは、この①~③それぞれにA・B・Cの評価がつき、それをもとに5段階の評定がつけられていました。
ただし、評価の具体的な方法は学校や自治体などによって異なる場合があります。ここでは、あくまで我が家の通知表を見て感じたこととして紹介します。
家庭からは、学校での提出物や授業中の取り組みなどをすべて確認できるわけではありません。そのため、通知表を見て「なぜこの評定なのだろう?」と思うこともあります。
だからこそ、評価される側である子ども自身が、どのような点が評価の対象になるのかを知っておくことは大切だと感じました。
社会科選択について
高校では、早い段階で社会科の選択科目を決めるケースがあります。
『ガクサン』14巻では理系選択科目を選ぶ考え方について触れられていましたが、本作15巻で「選ぶ大学や学科によって、地理が入試科目に入っていない」という気を付けたいポイントが描かれています。長女は地理を選んだのですが、「文転(文系への進路変更)したい」と思った時のハードルが上がりますね。
あらかじめ知っておかないと後々に影響する選択となります。社会科選択は、興味だけで決めず、志望大学・学部の入試科目も確認することが大切だと感じました。
こんな人におすすめ
- 地理を学ぶ意味を知りたい人
- 地理の学び方を知りたい人
- 内申点の仕組みを知りたい人
- 内申点の仕組みを子どもに伝えたい保護者
- 社会科選択の考え方を知りたい人
我が家で読んだ感想

社会科は地理を選びました

!!あれ?そんな話あったっけ?

理系選択科目のときに話したでしょ

そうだっけ、あれ?大丈夫?(調べる)
長女は進路を理系にしたため、「社会科は興味のあるものでいいよね」ぐらいの感覚でいたのだと思います。その後の「物理」と「生物」の選択を考えることに必死で、社会科の選択についてはすっかり忘れていました。
後から驚いて再度調べることになった我が家。進路に関わる科目を選ぶときは、その時点で必要な情報を確認してからきめることが大切だと痛感しました。
よくある疑問
Q.スマホで調べれば、地理を覚える必要はない?
スマホで必要な情報を調べることはできますが、基本的な地理の知識があることで、歴史やニュースなどの情報を理解しやすくなります。『ガクサン』15巻では、スマホで調べる時代に、なぜ地理を学ぶのかを考えさせられます。
Q.テストで点数をとれば内申点は上がりますか?
作中ではテストだけではなく、普段の取り組みも評価される対象としています。
①知識・技能
②思考・判断・表現
③主体的に学習に取り組む態度
を総合的に評価されることを意識して取り組むことが大切です。
Q.体育の内申点、運動が苦手だと不利ではないですか?
作中では運動能力だけでなく、体育で学んだことを取り入れる姿勢なども評価されるとしています。
「運動が苦手だから体育の内申点はどうにもならない」と考えている人にも読んでほしい内容です。
まとめ
『ガクサン』15巻は、地理が他の教科の学びの土台になること、内申点、社会科選択について考えられる巻です。
地理は、歴史や公民、ニュースなど、さまざまな学びの土台になります。スマホで調べられる時代だからこそ、基本的な知識を持っていることの意味を改めて考えさせられました。
また、内申点についても、評価されるポイントを知っておくことで、普段の学習や学校生活を振り返るきっかけになります。
社会科選択については、興味や得手・不得手だけでなく、将来の進路や大学入試で必要になる科目も確認しておくことが大切です。
親子で内申点や社会科選択について共通の情報を持っておくことは、進路について話し合うときの不要なすれ違いを減らすことにもつながるのではないでしょうか。
『ガクサン』15巻は、勉強の方法だけでなく、「何を学ぶか」「どう選ぶか」を親子で考えるきっかけになる一冊でした。
本作内で紹介されている参考書一覧
『ガクサン』15巻では、作中で実際の参考書も紹介されています。ここでは、15巻に登場した参考書をまとめました。
| 参考書名 | 『ガクサン』での紹介ポイント | Amazonで |
| るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!47都道府県 | [テーマ:地理を学ぶ意味] 学習漫画となっていて、バラエティを楽しむ感覚で学ぶことができる | |
| るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!世界の国 | [テーマ:地理を学ぶ意味] ↑の世界版、各国をマンガで紹介している | |
| マンガ・クイズつき『桃太郎電鉄』で学ぶ47都道府県地理・歴史攻略 | [テーマ:地理を学ぶ意味] 人気ゲームに到着する地域と駅を楽しく学べる | |
| 最強の内申対策 中学実技 | [テーマ:内申点] 実技教科の評価ポイントが解説されている。体育のフォームや美術で気を付ける点などが書かれている | |
| 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 | [テーマ:社会科選択科目] 複雑な世界史の流れを、地域や時代の流れに沿ってわかりやすく書かれている | |
| おもしろすぎる東大地理 | [テーマ:社会科選択科目] 東大前期試験の問題が掲載されている。 思考力を問う形式が、共通テストと類似している | |
| 大学入学共通テストへの道 歴史総合,世界史探究 2027-28年用 | [テーマ:社会科選択科目] 考える力を伸ばす演習に適している ※作中では2026-27年用ですが、リンク先は2027-28年用です。 |


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