子どもが友達とケンカをしたり、SNSでトラブルに巻き込まれたりすると、「法律を知っていれば自分を守れるのでは?」と考えることがあります。
でも、子ども向けの法律本を探してみると、
・『こども六法』
・『13歳からの民法』
・『こども六法NEXT』
など、似たタイトルの本があり、「何が違うの?」「どれを選べばいい?」と迷いますよね。
この3冊は、どれも子どもと法律の関わりを扱っていますが、本の目的はそれぞれ異なります。
先に結論をまとめると、次のような違いがあります。
| 本 | 特徴 |
| 『こども六法』 | 法律を幅広く知る |
| 『13歳からの民法』 | 身近な出来事から社会のルールを考える |
| 『こども六法NEXT』 | トラブルへの対処法を知る |
つまり、
「法律を広く知りたい」→『こども六法』
「身近な出来事を法律の視点から考えたい」→『13歳からの民法』
「トラブルが起きたときの対処法を知りたい」→『こども六法NEXT』
という選び方がおすすめです。
この記事では、それぞれの特徴や読みやすさ、メリット・デメリットを比較しながら、どんな人に向いているのかを紹介します。
3冊の特徴を比較
| こども六法 | 13歳からの民法 | こども六法NEXT | |
| 主なテーマ | 法律全般 | 民法 | 身近なトラブル・法律 |
| 本の目的 | 法律を幅広く知る | 社会のルールを考える | トラブルから自分を守る |
| 読み方 | 興味のある項目から | 事例を読みながら | まんが+コラム |
| 対象 | 小学生~ | 中学生~ (小学校高学年からでも読める) | 小学生~中学生 (場合によって保護者と一緒に) |
| 読みやすさ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 特徴 | 法律の基本を幅広く | 民法を深く学べる | 自分を守る法律 |
| 向いている人 | 法律を広く知りたい | 社会のルールを知りたい | トラブルへの対処を知りたい |
※「読みやすさ」は筆者が実際に読んでみた感想です。
『こども六法』の特徴
内容は?
「こんなことをしたら法律的にはどうなるの?」という疑問から、法律と自分の生活との関わりを考えることができます。
どんな本?
最初から順番に読むだけでなく、パラパラとめくって、興味のある項目から読む事もできます。
法律を知ることで、「法律が自分たちを守っている」ということを考えるきっかけになる本です。
何を学べる?
幅広い法律を通して、
- みんなの安心を守るためのルール
- 安心を守るために、してはいけないこと
- 法律と自分の関わり
などを学ぶことができます。
読みやすさ
★★★★☆
※筆者が実際に読んでみた感想です。
法律について、子どもにもわかりやすい言葉で説明されているため、読みやすいと感じました。
メリット・デメリット
メリット: 世の中の仕組みと自分の関係を考えられる
デメリット: 読み物として物語が続いていくタイプの本ではないため、自分の興味のある項目を自分で探して読む必要がある。
おすすめしたい人
- 法律について幅広く知りたい人
- 子どもに法律の基本を知ってほしい人
- 身近な出来事と法律の関係を考えてみたい人
『こども六法』レビュー|子どもが法律を学び、自分を守る力を身につける本
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『13歳からの民法』の特徴
内容は?
大人になる前に、世の中のルールを知っておくことを目的とした本です。
身近な事例を取り上げながら、民法とどのような関わりがあるのかを解説しています。
『こども六法』が「法律にはどんなものがあるのか」を幅広く知る本だとすれば、『13歳からの民法』は、身近な出来事を法律の視点から考える本です。
どんな本?
身の回りで起こりそうな事例を挙げ、「この場合、民法ではどう考えるのか」を解説しています。
何を学べる?
身の回りで起きた事柄に対して、
「民法ではどう考えるのだろう?」
と、一度立ち止まって考える視点を学べます。
また、自分の権利だけでなく、他人の権利も尊重することの大切さを考えるきっかけになります。
読みやすさ
★★★★☆
※筆者が実際に読んでみた感想です。
状況を想像しやすい具体的な事例と、それに対する解説があるため、法律について考えながら読み進めやすいと感じました。
メリット・デメリット
メリット: 自分の権利だけでなく、他人の権利も尊重する視点を持つきっかけになる。
デメリット: 民法を中心に扱っているため、世の中には民法以外にもさまざまな法律やルールがあることを理解しておく必要がある。
おすすめしたい人
- 身近な出来事やトラブルを法律の視点から考えてみたい人
- 社会のルールについて知りたい人
- 18歳で成人になる前に、法律について学んでおきたい人
『13歳からの民法』レビュー|大人になるために知っておきたい社会の決まり
Amazonで『13歳からの民法』の価格や詳細をチェックする
『こども六法NEXT』の特徴
内容は?
いじめやSNSトラブル等が起きたとき、「どのように大人に動いてもらえばいいか?」をまんがとコラムで解説しています。
大人に相談したときに言われがちな、その場をおさめる為の言葉を「まあまあ言葉」と定義し、困っていることをきちんと聞いてもらうためにはどうすればよいのかを考えます。
どんな本?
まんがとコラムで構成されており、まんがではトラブルの事例や大人がつい言ってしまうような「まあまあ言葉」が紹介されています。
そこから、困ったときに大人へ相談する方法や、自分の困りごとを伝える為の考え方を知ることができます。
何を学べる?
まんがを読む事で、「まあまあ」と済ませられてしまうような場面でも、自分の困りごとをきちんと伝えてよいことを知ることができます。
コラムでは専門家の見解やトラブルへの対処法を学べます。
読みやすさ
★★★★☆
※筆者が実際に読んでみた感想です。
まんがを中心に読むのであれば、小学生からでも内容を理解しやすいと感じました。
一方、コラムには少し難しい内容もあるため、小学校高学年以上、または保護者と一緒に読むのが適していると感じました。
メリット・デメリット
メリット:困ったときに、どのように大人へ相談すればよいのかを考えるきっかけになる。
デメリット: 『こども六法』というタイトルですが、法律の知識を幅広く学ぶことを主な目的とした本ではありません。
おすすめしたい人
小学生・中学生
「法律を覚えるための本」というより、「困ったときにどう行動するかを考える本」です。トラブルが起きてから読むのも役立ちますが、トラブルが起きる前に読んでおくこともおすすめです。
目的別の選び方
法律の基礎を幅広く学びたい → 『こども六法』
法律についてあまり知らない子どもが、まず法律に触れるなら『こども六法』が向いています。
法律にはどのようなものがあるのかを幅広く知りたい人にもおすすめです。
日常生活と法律の関係を知りたい → 『13歳からの民法』
「友達との約束」「お金」「契約」など、身近な出来事を法律の視点から考えたいなら『13歳からの民法』が向いています。
法律を単に覚えるのではなく、「この場合、法律ではどう考えるのだろう?」と考えたい人にもおすすめです。
いじめやSNSなどのトラブルへの対処を知りたい →『 こども六法NEXT』
学校生活やSNSなどで起こるトラブルについて「どうすればいいのか」「大人にどう助けを求めればいいのか」を知りたいなら『こども六法NEXT』が向いています。
なお、実際にトラブルに巻き込まれている場合は、本を読むだけで解決しようとせず、保護者や先生など信頼できる大人に相談することも大切です。
よくある疑問
Q.『こども六法』と『こども六法NEXT』の違いは?
大きな違いは、本の目的です。
『こども六法』→子どもに関係する法律を知るための本
『こども六法NEXT』→いじめや人間関係のトラブルに対する対応法を知る本
Q.『13歳からの民法』は小学生でも読める?
小学校高学年からでも読める内容だと感じました。
身近な事例をもとに解説されているため、法律について初めて学ぶ場合でも内容をイメージしやすいでしょう。
ただし、文章や内容に少し難しい部分もあるため、子どもによっては保護者と一緒に読むのもおすすめです。
Q.大人が読んでも役に立つ?
はい、大人が読んでも役に立つ内容があります。
書かれている事例は、大人も関係のあるものが含まれます。
『こども六法』『13歳からの民法』では、子どもの権利や、日常生活に関わる法律について考えることができます。
『こども六法NEXT』では、子どもから助けを求められたときに、大人がどのように対応すればよいのかを考えるきっかけになります。
子供向けの本ですが、保護者が読んでおくことにも意味のある3冊です。
Q.3冊のうち最初に読むならどれ?
目的によって選ぶのがおすすめです。
・幅広く法律に関する知識を得たい→『こども六法』
・普段の生活と法律の関係を知りたい→『13歳からの民法』
・トラブルに対処する知識を得たい→『こども六法NEXT』
「子どもに法律を学ばせたい」という場合は、まず『こども六法』から入り、興味を持ったテーマについて他の本を読んでみる方法もあります。
Q.3冊を全部読む必要はある?
3冊すべてを読む必要はありません。
それぞれ目的が異なるため、まずは自分が興味を持った本から読むのがおすすめです。
1冊読んでさらに興味がわいたら、別の本に進んでみると、法律や社会のルールについての理解を深められるでしょう。
まとめ
今回は『こども六法』『13歳からの民法』『こども六法NEXT』の比較を行いました。
それぞれの特徴をまとめると
- 幅広く法律に関する知識を得たい→『こども六法』
- 普段の生活と法律の関係を知りたい→『13歳からの民法』
- トラブルに対処する知識を得たい→『こども六法NEXT』
となります。
同じ「子供向けの法律本」というカテゴリでも、3冊の目的はそれぞれ異なります。
法律について幅広く知りたいのか、身近な出来事を法律の視点から考えたいのか、それともトラブルへの対処法を知りたいのか。
この記事を参考に、自分の目的に合った一冊を選んでみてください。
『こども六法』:『こども六法』レビュー|子どもが法律を学び、自分を守る力を身につける本
『13歳からの民法』:『13歳からの民法』レビュー|大人になるために知っておきたい社会の決まり
『こども六法NEXT』:【いじめにどう対処する?】『こども六法NEXT』レビュー|保護者も必読!前作との違いも解説


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